動画編集を始めたいけれど、「どの編集ソフトを選べばいいの?」と迷っている人は多いですよね。
無料ソフトもあれば、有料ソフトもあるし、プロ向けのものまで含めると選択肢が多すぎて困る…。
この記事では、動画編集ソフトの選び方と、おすすめのソフト10選を紹介します!
動画編集ソフトの選び方
動画編集ソフトには、無料のものからプロ仕様のものまでさまざまな種類があります。
「どれを選べばいいの?」と迷ってしまうのは当然ですが、実は自分に合ったソフトを選ぶためのポイントはそこまで多くありません。
以下の4つのポイントを押さえれば、自分にぴったりのソフトが見つかります!
動画編集ソフト選びの4つのポイント
- 無料と有料の違いを理解する(本気なら有料がオススメ)
- 自分が作りたい動画に合ったソフトを選ぶ
- パソコンのスペックに合わせて選ぶ(動作が重いとストレスになる)
- 実際に使ってみて、自分に合うかどうか確かめる
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう!
無料 or 有料? どちらを選ぶべきか?
動画編集ソフトには「無料」で使えるものもたくさんあります。
無料、有料それぞれの特徴を理解した上で、自分の目的に合ったものを選びましょう。
無料ソフト | 有料ソフト | |
---|---|---|
コスト | 完全無料で使える | 買い切り or 月額課金が必要 |
機能 | 基本的な編集のみ(カット・テキスト挿入など) | 高度なエフェクト、カラー補正、音声編集などが可能 |
操作のしやすさ | シンプルで初心者向け | 機能が多く最初は慣れが必要 |
商用利用 | 商用NGな場合あり | ほぼすべて商用利用OK |
書き出し | ロゴ(ウォーターマーク)が入ることがある | 制限なし、高画質書き出しが可能 |
サポート | 公式サポートがない or 限定的 | しっかりしたサポートがある |
どっちを選ぶべき?
「本格的にやるつもりなら最初から有料ソフト」
どんな動画を作りたいか? 用途に合ったソフトを選ぶ
動画編集ソフトには、それぞれ得意分野があります。
自分が「どんな動画を作るのか?」を考えて、それに合ったソフトを選びましょう。
用途 | おすすめのソフト |
---|---|
YouTube用動画 | Premiere Pro, DaVinci Resolve, Final Cut Pro |
Vlogや簡単な編集 | Filmora, iMovie, PowerDirector |
本格的な映像制作 | Premiere Pro, DaVinci Resolve, VEGAS Pro |
スマホでサクッと編集 | CapCut, VN, iMovie(iOS) |
例えば、YouTubeに投稿する動画なら「使いやすさ+カスタマイズ性」が重要なので、有料のPremiere ProやFinal Cut Proがおすすめ。
一方で、Vlogのようなシンプルな編集なら、無料のFilmoraやiMovieでも十分です。
どっちを選ぶべき?
「しっかり作り込みたいならプロ向けのソフト」
パソコンのスペックに合っているか?
動画編集ソフトは、パソコンのスペックが低いと「動作が重くなる」ことがあります。
特に、4K動画編集やエフェクトを多用する編集をしたい場合は要注意!
ソフト別の動作の軽さ
動作の軽さ | ソフト名 |
---|---|
軽い(低スペックPCでもOK) | iMovie, Filmora, PowerDirector |
普通(ある程度のスペックが必要) | Premiere Pro, DaVinci Resolve(軽めの編集ならOK) |
重い(高スペックPC推奨) | DaVinci Resolve(本格編集), Final Cut Pro |
パソコンのスペック目安(Full HD編集の場合)
項目 | 最低限のスペック | 快適なスペック |
---|---|---|
CPU | Intel Core i5 | Intel Core i7以上 |
メモリ | 16GB | 32GB以上 |
ストレージ | HDDでも可(遅い) | SSD推奨(高速) |
スペックが足りないと、編集中にフリーズしたり書き出しに時間がかかることも…!
ソフトの動作環境を事前にチェックし、自分のPCに合ったものを選びましょう。
どっちを選ぶべき?
「高画質編集をしたいなら、高スペックPC+高機能ソフト」
実際に使いやすいか? 無料体験版を試そう
動画編集ソフトは、実際に使ってみないと「自分に合うかどうか」が分かりません。
特に、初心者にとって「操作が直感的かどうか」 はとても大事なポイントです。
試してみる方法
- 無料ソフトなら、すぐにダウンロードして試せる
- 有料ソフトも「無料体験版」があるものが多い(Premiere Proは7日間無料)
初心者が迷ったらコレ!
シンプルな操作がいいなら → Filmora
高機能でも直感的に使いたいなら → Premiere Pro
Appleユーザーなら → Final Cut Pro
どっちを選ぶべき?
「迷ったら無料体験版を使って決める」
これらのポイントを押さえておけば、動画編集ソフト選びで失敗することはありません!
次の章では、具体的にどんなソフトがあるのか おすすめの10選 を紹介していきます!
【おすすめ10選】人気の動画編集ソフト
ここからは、具体的にどんな動画編集ソフトがあるのかを紹介していきます!
無料ソフト・有料ソフト・プロ向けソフトをバランスよく選び、それぞれの特徴を詳しく解説していくので、自分に合うソフトを見つけてみてください。
①Adobe Premiere Pro(おすすめNo.1!)
価格:月額2,728円(税込)~(Adobe Creative Cloudプランあり)
無料版:あり
対応OS:Windows / macOS
特徴
Adobe Premiere Pro(プレミアプロ)は、プロの映像制作現場でも使用される業界標準の編集ソフトです。
シンプルなUIながら、エフェクト・カラー補正・音声編集・モーショングラフィックスなど高度な編集機能がすべて揃っているのが魅力。
また、Adobeの他のツール(Photoshop、After Effectsなど)との連携もスムーズで、クリエイターには最適なソフトです。
メリット | デメリット |
---|---|
映像制作のプロも使用する本格派ソフト | サブスクリプション型のため、継続的に費用がかかる |
カット編集から高度な映像制作まで幅広く対応 | 初心者にはやや難しく感じることも |
Adobe製品との連携がスムーズでワークフローが効率的 | PCのスペックによっては動作が重い場合がある |
おすすめポイント「本格的な動画編集をするならこれ!」
②Final Cut Pro(Macユーザー向けの強力な選択肢)
価格:買い切り 48,800円(税込)
無料版:あり
対応OS:macOS(Windows非対応)
特徴
Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)は、Appleが開発したMac専用の動画編集ソフトです。
Premiere Proと並ぶプロ向けソフトで、特にMacとの相性が抜群。
動作が軽快で、レンダリング速度も速いため、スムーズに編集できます。
メリット | デメリット |
---|---|
買い切り型で長期的なコストがかからない | Windowsでは使用できない |
Macに最適化されていて動作が軽い | 使いこなすには学習が必要 |
シンプルで直感的な操作性 | プロ向け機能が豊富なため、初心者には少し難しい場合がある |
おすすめポイント「Macを使っているなら検討する価値あり。」
③DaVinci Resolve(無料版も本格派)
価格:49,800円
無料版:あり
対応OS:Windows / macOS / Linux
特徴
DaVinci Resolve(ダヴィンチリゾルブ)は、無料とは思えないほど高機能な動画編集ソフトです。
特に、カラーグレーディング(色補正)の機能が非常に強く、映画制作にも使用されています。
無料版でもほとんどの機能が使えるため、コストをかけたくない人には最適です。
メリット | デメリット |
---|---|
無料で使えるのにプロレベルの編集が可能 | 操作がやや難しく、初心者にはとっつきにくい |
カラー補正機能が業界トップクラス | 高性能なPCが必要(動作が重め) |
動画編集、VFX、音声編集が1つのソフトで完結 | プロ仕様の機能が多く、学習コストが高い |
おすすめポイント「無料で本格的な編集をしたいならこれ!」
④ Filmora(初心者に人気)
価格:月額2,980円~ / 買い切り 9,980円~
無料版:あり
対応OS:Windows / macOS
特徴
Filmora(フィモーラ)は、初心者向けの動画編集ソフトとして人気の高いソフトです。
ドラッグ&ドロップの簡単操作で編集できるため、初めて動画編集に挑戦する人にとって非常に扱いやすいのが特徴です。
また、豊富なエフェクトやテンプレートが用意されており、短時間でおしゃれな動画を作れるのも魅力です。
メリット | デメリット |
---|---|
シンプルなUIで初心者でもすぐに使える | プロ向けの高度な編集には向かない |
豊富なエフェクトやフィルターで簡単にクオリティUP | 無料版はウォーターマーク(ロゴ)が入る |
比較的動作が軽く、PCスペックを気にせず使える | 編集の自由度がやや低め |
おすすめポイント「初心者が手軽に動画編集を始めるなら最適!」
⑤ iMovie(Macなら無料で使える)
価格:無料
対応OS:macOS / iOS
特徴
iMovie(アイムービー)は、Appleが提供する無料の動画編集ソフト で、MacやiPhone、iPadに標準搭載されています。
基本的なカット編集やテロップ挿入、トランジション効果など、シンプルな動画編集には十分な機能を備えており、初心者が最初に試すのに適したソフト です。
メリット | デメリット |
---|---|
無料で使える | 機能が限られている(高度な編集には不向き) |
Apple製品との連携がスムーズ(iPhoneやiPadでの編集も可能) | Windowsでは使用できない |
直感的な操作が可能で、初心者にもやさしい | 動画の書き出しオプションが少なめ |
おすすめポイント「Macユーザーなら、まずはこれを試してみましょう。」
⑥ PowerDirector(コスパが良い)
価格:買い切り 12,980円~ / サブスク版 月額2,180円~
無料版:あり
対応OS:Windows / macOS
特徴
PowerDirector(パワーディレクター)は、初心者でも扱いやすいのに本格的な編集も可能なコスパの良い動画編集ソフト です。
シンプルな操作性ながら、エフェクトやAI機能が充実しており、手軽にクオリティの高い動画を作れる のが特徴です。
メリット | デメリット |
---|---|
直感的な操作ができ、初心者にも使いやすい | プロ向けソフトほどの細かい調整はできない |
AI機能で自動補正や簡単な編集が可能 | Mac版は一部機能が制限される |
動作が軽く、スペックの低いPCでも快適に動作 | 無料版には機能制限がある |
おすすめポイント「コスパよく動画編集を楽しみたい人にぴったり!」
⑦ Shotcut(完全無料&オープンソース)
価格:無料
対応OS:Windows / macOS / Linux
特徴
Shotcut(ショットカット)は、オープンソースの無料動画編集ソフトで、制限なく自由に使える のが魅力です。
初心者には少し難しい部分もありますが、無料とは思えないほど機能が充実しており、基本的な編集はもちろん、簡単なエフェクトやカラー補正なども可能 です。
メリット | デメリット |
---|---|
完全無料で使える | UIがやや分かりにくく、初心者には慣れが必要 |
さまざまな形式の動画に対応 | 他の無料ソフトに比べると動作が少し重め |
クロスプラットフォーム対応(Windows, Mac, Linux) | プリセットエフェクトが少ない |
おすすめポイント「無料で本格的な編集をしたい中級者向け!」
Shotcut
⑧ Lightworks(ハリウッド映画でも使われた)
価格:月額2,080円~
無料版:あり
対応OS:Windows / macOS / Linux
特徴
Lightworks(ライトワークス)は、過去にハリウッド映画の編集にも使われた歴史ある動画編集ソフト です。
無料版でも基本的な編集は可能ですが、書き出しの解像度が720pに制限されている ため、高画質で仕上げるなら有料版が必要です。
メリット | デメリット |
---|---|
プロ仕様の編集機能が無料で使える | 無料版は書き出しが720pに制限される |
動画編集の自由度が高い | 初心者にはやや複雑なインターフェース |
動作が軽快でサクサク動く | 一部の高度な機能は有料版のみ |
おすすめポイント「無料で高度な編集に挑戦したい人向け!」
⑨ OpenShot(初心者向けの無料ソフト)
価格:無料
対応OS:Windows / macOS / Linux
特徴
OpenShot(オープンショット)は、初心者でも直感的に扱えるシンプルな無料動画編集ソフト です。
動作も軽く、カット・トランジション・テキスト挿入などの基本機能が揃っているため、ちょっとした動画編集に最適 です。
メリット | デメリット |
---|---|
完全無料で制限なしに使える | 機能が少なく、凝った編集には不向き |
シンプルな操作性で初心者向け | 時々クラッシュすることがある |
マルチプラットフォーム対応 | 更新頻度が少なく、サポートが不安定 |
おすすめポイント「シンプルに編集したい人にぴったり!」
OpenShot
⑩ VEGAS Pro(昔からの定番ソフト)
価格:買い切り 39,980円~
無料版:あり
対応OS:Windows
特徴
VEGAS Pro(ベガスプロ)は、昔から映像制作の現場で使われている定番の動画編集ソフト です。
直感的な操作性と高度な機能を両立しており、プロ仕様の編集を求める人に最適 です。
メリット | デメリット |
---|---|
直感的なインターフェース | 価格が高め |
エフェクトやトランジションが豊富 | Macでは使用不可 |
書き出し速度が速い | Premiere Proほどの普及率はない |
おすすめポイント「Windowsユーザーなら検討の価値あり!」
【結論】迷ったらPremiere Proを選べばOK!
ここまで、さまざまな動画編集ソフトを紹介してきました。
「結局どれを選べばいいの?」と迷っている人も多いと思いますが、本格的な動画編集をするなら、最終的にPremiere Proを選んでおけば間違いありません。
では、なぜPremiere Proがオススメなのか? その理由を詳しく解説します。
ほぼすべての用途に対応できる万能ソフト
動画編集ソフトには、それぞれ得意分野があります。
例えば、FilmoraやiMovieは初心者向けでシンプルな編集に特化しているし、DaVinci Resolveはカラー補正に強いなど、特徴はさまざま。
しかし、Premiere Proはカット編集・エフェクト・カラー補正・音声編集・モーショングラフィックスまで、すべての編集作業を1つのソフトで完結できる万能型ソフトです。
YouTube動画はもちろん、Vlog、ビジネス向け動画、映画制作など、どんな用途にも対応できる柔軟性があるため、どのソフトを選ぶべきか迷ったらPremiere Proを選んでおけば安心です。
業界標準のソフトだから、学習環境が充実している
Premiere Proは、世界中の映像制作現場で使用されている業界標準のソフトです。
そのため、学習環境が非常に整っており、YouTubeやWeb上に豊富なチュートリアルがあるので、初心者でも安心して学べます。
学習リソース | 内容 |
---|---|
YouTubeの解説動画 | 無料で使い方を学べるチュートリアル動画が豊富 |
Adobe公式ガイド | 基本操作から応用まで、公式が提供する詳しい解説 |
オンライン講座 | UdemyやSkillshareなどの有料講座で本格的に学べる |
フォーラム・コミュニティ | わからないことを質問できる場所が多い |
初心者にとって、「分からないことをすぐに調べられる環境がある」ことは、挫折せずに学び続けるために重要なポイントです。
Adobeの他のソフトと連携できる
Premiere Proは、同じAdobe製品であるAfter Effects、Photoshop、Illustrator、Auditionなどとスムーズに連携できます。
例えば、After Effectsで作成したアニメーションをPremiere Proで編集する、Photoshopで作ったサムネイルをそのままプロジェクトに追加するといった作業が簡単にできます。
Adobeソフトとの連携例 | 活用方法 |
---|---|
After Effects | 高度なモーショングラフィックスを作成し、Premiere Proで編集 |
Photoshop | サムネイルやタイトル画像を作成してPremiere Proに読み込む |
Audition | 音声ノイズの除去や、プロレベルの音声編集を行う |
YouTubeの動画制作はもちろん、映画やCM制作の現場でもAdobe製品の組み合わせが使われているので、本格的な動画編集を目指すなら、Premiere Proを選ぶメリットは大きいです。
MacでもWindowsでも使える
動画編集ソフトの中には、Mac専用(Final Cut Pro)や、Windows専用(VEGAS Pro)など、特定のOSでしか動作しないものがあります。
しかし、Premiere ProはWindowsでもMacでも使えるため、「将来的にPCを買い替える可能性がある」場合でも安心です。
デメリットも知っておこう!
もちろん、Premiere Proにもデメリットはあります。
購入を検討する前に、デメリットも確認しておきましょう。
デメリット | 対策 |
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サブスク型のため、月額料金がかかる | 長期的に使うなら、Creative Cloudの年間プランがお得 |
PCのスペックが低いと動作が重くなる | 推奨スペックを満たすPCを準備する or クラウドレンダリングを活用 |
初心者には機能が多く、最初は戸惑うことも | YouTubeのチュートリアルを活用して学習 |
確かに、Premiere Proはサブスク型のため、ずっと使う場合はFinal Cut Pro(買い切り型)よりも長期的なコストがかかるという点は注意が必要です。
ただし、業界標準のソフトであり、長く使い続けられることを考えると、投資する価値は十分にあるでしょう。
これらの理由から、どのソフトを選ぶか迷っているなら、Premiere Proを選んでおけば間違いありません!
「とりあえず無料で試してみたい」という人も、Premiere Proは7日間の無料体験ができるので、まずは実際に触ってみるのがおすすめです。
まとめ:自分に合った動画編集ソフトを選ぼう
動画編集ソフトを選ぶときは、以下の4つのポイントを押さえることが大切です。
ポイント
- 無料 or 有料? 編集の目的に合わせて選ぶ
どんな動画を作りたいか? ソフトの強みを確認
パソコンのスペックは足りているか? 動作の軽さをチェック
実際に使いやすいか? 無料体験版があれば試してみる
この記事で紹介したおすすめの10種類のソフトには、それぞれ特徴があります。
- 手軽に編集したいなら → Filmora, iMovie, OpenShot
- 無料で本格的に編集するなら → DaVinci Resolve, Shotcut, Lightworks
- プロ仕様の編集をしたいなら → Premiere Pro, Final Cut Pro, VEGAS Pro
「どのソフトが合うかわからない…」という人は、まず無料版や体験版を試して、自分に合うかどうか確かめてみましょう!